アルミとステンレスの見分け方!磁石がつかない理由とプロの即判別法

アルミとステンレスの見分け方!磁石がつかない理由とプロの即判別法を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。

金属の選別で最も多用されるのが磁石テストですが、これには決定的な例外があります。アルミとステンレスの磁石反応の理由を物理構造から紐解くと、金属原子の並び方に秘密が隠されています。アルミニウムは常磁性体と呼ばれ、どのような環境でも磁石を吸い寄せることはありません。一方で、ステンレスは鉄を主成分とする合金でありながら、種類によって磁石への反応が真っ二つに分かれます。

家庭用品で最も広く普及しているのが、SUS304とSUS430の違いに代表される鋼種の差です。スプーンや高級鍋、シンクなどに使われるSUS304は「オーステナイト系」に分類されます。このオーステナイト系ステンレスの非磁性の真相は、鉄に18%のクロムと8%のニッケルを添加することで結晶構造が面心立方格子へと変化し、内部の電子スピンが打ち消し合って磁性を失う現象に起因します。

一方、比較的安価な水回り用品や普及型の包丁に使われるSUS430(フェライト系)は、ニッケルを含まないため磁石が強く吸着します。つまり「磁石がピタッとついた場合は間違いなくステンレス(または鉄製品)」と断定できますが、「磁石がつかなかった場合はアルミかオーステナイト系ステンレスのどちらか」という二者択一の状態に留まるわけです。磁石がつかないからといってアルミと即断するのは避けてください。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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