大阪中央郵便局跡地のKitte大阪を徹底解明!見どころと最新評価

大阪中央郵便局跡地のKitte大阪を徹底解明!見どころと最新評価に関する注目トピックを分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。

KITTE大阪を語る上で避けて通れないのが、昭和14年(1939年)に竣工した旧大阪中央郵便局舎の存在です。逓信省の建築家・吉田鉄郎氏の手による旧局舎は、無駄を削ぎ落とした直線美と機能主義が融合した、日本のモダニズム建築史に燦然と輝く記念碑的建造物でした。2000年代以降、再開発に伴う全面解体か保存かをめぐって日本建築学会をはじめとする文化人や市民による激しい保存運動が巻き起こり、社会的な議論へと発展した経緯があります。

現在、完成したJPタワー大阪のアトリウム空間に足を踏み入れると、その議論の結末がどのような形を結んだのかを肌で感じることができます。設計陣は旧局舎の一部部材を忠実に保存・移築し、象徴的だった角型のエントランスピロティや外壁タイル、印象的な庇(ひさし)のデザインを4層吹き抜けの大空間の中に再現しました。新旧の境界線をあえて曖昧にせず、現代のガラスカーテンウォールと昭和初期のコンクリート造の意匠が対話するようにレイアウトされています。

取材で訪れた建築関係者は「失われた全体を取り戻すことはできないが、記憶の断片を空間の骨格として埋め込む手法は、都市の再開発において一つの確かな解答を示している」と評価します。歴史をただ写真パネルで紹介するのではなく、歩行者が日常的に行き交う動線上に歴史的骨格を露出させた設計思想は、訪れる人々に都市の重層的な時間軸を体感させています。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest