「三国人」の意味と歴史的背景とは?差別用語とされる理由と現在の扱いを解説

「三国人」の意味と歴史的背景とは?差別用語とされる理由と現在の扱いを解説について徹底解説いたします。専門家の見解をご確認ください。

「三国人」という言葉の直接的な語源は、第二次世界大戦直後の連合国軍最高司令官総司令部(GHQ/SCAP)占領期に使用された「第三国人(だいさんごくじん)」という法的位置づけに由来します。

1945年8月の終戦に伴い、日本統治下にあった朝鮮半島や台湾の出身者は、日本の敗戦によって独自の立場に置かれることになりました。連合国軍の定義において、彼らは「敗戦国民(日本人)」でもなく、かといって「連合国民(アメリカやイギリスなど)」でもないという、法的に極めて曖昧な存在となったのです。この中間的な身分を便宜上区分するために、GHQや当時の日本政府の行政実務で用いられたのが「第三国人」という呼称でした。

当初は純粋な行政上の区分呼称であったものの、市井の人々の間へ広まるにつれて徐々に省略され、「三国人」という呼び方が定着していきました。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest