暖房の設定温度は20度が正解?寒すぎる原因と電気代節約の裏ワザ
暖房の設定温度は20度が正解?寒すぎる原因と電気代節約の裏ワザについて専門的な視点から解説いたします。詳細な分析をお届けします。
「寒いから」といって設定温度を23度、25度と無闇に上げていくと、暖房の消費電力は1度上げるごとに約5〜10%増加します。それにもかかわらず、「頭ばかりがボーッとして足先はずっと氷のように冷たい」という状態に陥った経験がある読者も多いはずです。
この不快感を引き起こしている最大の元凶が、専門用語で「コールドドラフト現象」と呼ばれる窓辺の冷気流です。室内の暖気は、住宅の中で最も断熱性能が低い「窓ガラス」に触れることで急激に冷やされ、重くなって床へと滝のように流れ落ちてきます。これが足元を常に冷やし続けるため、いくら天井付近を熱しても寒さが解消されません。
さらに、室内の上下温度差は放置すると5度から10度近くに達することもあります。設定温度を上げる前に手を打つべきは、この上下の激しい温度ムラを物理的に壊すことです。窓に断熱シートを貼る、厚手の長めカーテンを床ぴったりまで垂らすといった窓辺対策を行うだけで、冷気の侵入を大幅に遮断できます。