自宅で透明な丸氷を作る裏技!白く濁る理由と100均・水筒活用術
自宅で透明な丸氷を作る裏技!白く濁る理由と100均・水筒活用術の特集記事をお届けします。最新トレンドがチェックできます。
家庭用冷凍庫で作った丸氷が白く濁ってしまう背景には、明確な物理現象が存在します。日本冷凍空調学会などの研究資料でも示されている通り、水が氷へと相転移する際、「純度の高い水分子から先に結晶化し、不純物を外側へ押し出す」という凍結濃縮の性質を持っています。
水道水には、カルシウムやマグネシウムといったミネラル分のほか、目に見えない空気(溶存気体)が約2%程度溶け込んでいます。一般的な製氷皿を冷凍庫(約マイナス18度)に入れると、外側全方位から急速に冷やされます。その結果、外側は純度の高いクリアな氷として固まりますが、逃げ場を失った微小な空気とミネラル分が球体の中心部へと追いやられ、最終的に中央で微細な気泡となって閉じ込められます。これが、丸い氷が白く濁る理由の正体です。
バーや高級飲食店で使用される角氷や丸氷が驚くほど透明なのは、マイナス10度前後の緩やかな温度帯で、水を循環させながら不純物を洗い流す特殊な製氷機を使っているか、製氷工場で48時間以上かけて下から上へ(あるいは上から下へ)と一方向にゆっくり凍らせる「緩慢凍結」を行っているためです。つまり、自宅で丸い氷透明にする方法を成立させるには、「いかに凍結スピードを遅くし、不純物を一方向に逃がす空間を作るか」という設計思想が欠かせません。