2026年、紅茶選びは「テロワール至上主義」へ:産地と品種が紡ぐ最新トレンドと失敗しない選び方
2026年、紅茶選びは「テロワール至上主義」へ:産地と品種が紡ぐ最新トレンドと失敗しない選び方の要点を詳しく解説してご紹介します。
紅茶の味を左右する最大の要因は、間違いなく栽培された土地の標高と気候だ。近年、世界的な平均気温の上昇と降水パターンの変化は、伝統的な茶園のプロファイルに微妙な影を落としている。高標高地ならではのマスカテルフレーバー(果実のような芳醇な香り)で知られるインド・ダージリンでも、春摘み(ファーストフラッシュ)の収穫時期が繊細にシフトし、従来よりも繊細で透明感のあるグリーンな香味が際立つ年が増えた。
一方で、スリランカのハイグロウン(高地産)エリアであるヌワラエリヤやウバでは、気候のゆらぎを逆手に取った製法改革が進む。標高ごとの個性がより明確になり、低地産のルフナが持つスモーキーで黒糖のような重厚な甘みが、世界のトップパティシエたちから再評価されている点も見逃せない。