センター国語「おっぱい」出題の真相と歴代伝説ネタ問の全貌
センター国語「おっぱい」出題の真相と歴代伝説ネタ問の全貌の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。
大学入試センター試験出題作品一覧を振り返ると、出題委員が意図した純粋な学術的・文学的選定と、10代後半の受験生の心理が衝突した結果生まれた「伝説のネタ問」が幾重にも存在します。
2013年第1問(評論文):哲学と玩具が融合した「スピノザリカちゃん」
2011年の衝撃からわずか2年後、今度は第1問の評論文に伝説が生まれました。東京大学名誉教授・小林康夫氏の『歴史の生態系』が出題され、17世紀のオランダの哲学者スピノザの汎神論的哲学を説明する比喩として、突然タカラトミーの着せ替え人形「リカちゃん」が登場したのです。「スピノザのリカちゃん」というパワーワードに脳内を占拠された受験生は多く、同年の平均点は101.04点まで暴落しました。
2014年第2問(小説):狂気すら漂う疾走感『快走』
翌2014年には、岡本太郎の母としても知られる岡本かの子の短編小説『快走』が出題されました。主人公の女性がハイテンションで走り回り、「クネクネ」「おほほほほ」といった独特のオノマトペを連発し、最後には牛と対峙するという前衛的な展開が繰り広げられました。この年の平均点はセンター史上最低となる98.67点を叩き出し、2年連続で受験生を恐怖の底に突き落としました。