陽圧換気とは?陰圧との違い・仕組みから血圧低下リスクまで徹底解説

陽圧換気とは?陰圧との違い・仕組みから血圧低下リスクまで徹底解説について詳しく解説いたします。最新の情報をご覧ください。

陽圧の原理は、人体に対する呼吸補助だけでなく、空間衛生を制御する建築工学においても極めて強力な武器として活用されています。典型例が、病院の陽圧室 手術室 感染対策と、先端精密機器・バイオ医薬品を生産するクリーンルーム 陽圧管理 理由です。

これらの部屋では、給気量を排気量よりも意図的に多く設定することで、室内気圧を廊下や隣室よりも高い「陽圧状態(通常+15〜+25パスカル)」に保ちます。ドアが開いた瞬間、空気は「圧力の高い室内から圧力の低い廊下へ」と勢いよく噴き出します。この目に見えない空気の盾によって、外部に浮遊するホコリ、カビの胞子、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)などの病原体が室内へ侵入することを物理的に完全に遮断できるのです。

逆に、結核や新型コロナウイルス感染症などの空気感染・飛沫核感染症患者を収容する感染症病室では、室外へウイルスを絶対に漏らさないために「陰圧(給気量 < 排気量)」で厳格に管理されます。守る対象が「室内の清浄環境・患者自身」である場合は陽圧、「室外の医療従事者・社会環境」である場合は陰圧という、明確な目的の使い分けが存在します。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest