処女膜とは「膜」じゃなかった?プロが教える5つの真実
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処女膜の形状や厚み、弾力性には指紋と同じように極めて大きな個人差が存在します。生まれつき開口部が広い人もいれば、組織が肉厚で狭い開口部を持つ人もいます。日本産科婦人科学会などの知見においても、そのバリエーションは多岐にわたることが報告されています。
処女膜の種類・状態形状・特徴の詳細発現頻度・臨床的特徴医学的対応・注意点環状膜(かんじょうまく)中央に丸い開口部があるドーナツ状の形状。最も一般的な標準タイプ(大半を占める)。自然な伸縮性を持ち、特別な処置は不要。半月状膜(はんげつじょうまく)開口部が上部または下部に偏り、三日月状に見える形状。比較的多く見られる正常バリエーション。生理機能への悪影響はなく経過観察で問題ない。篩状膜(しじょうまく)膜に小さな穴が網目(ふるい)のように複数空いている。数パーセント未満の稀な先天形態。タンポンの使用や性交渉時に痛みを伴う場合がある。中隔膜(ちゅうかくまく)中央に帯状の組織が走り、開口部が左右2つに分かれている。稀に見られる形態的バリエーション。挿入障害がある場合、小切開による切除が検討される。処女膜閉鎖症膜に開口部が一切なく、完全に膣口が塞がれている疾患。約1,000人〜2,000人に1人の割合で発生。十字切開術などの小手術(保険適用)が必須。
上記の中でも特に注意が必要なのが処女膜閉鎖症です。第二次性徴を迎えても初経が来ない(原発性無月経)一方で、毎月周期的な下腹部痛や腰痛が生じる場合、膣内に経血が溜まる「膣血腫」を引き起こしているリスクがあります。産婦人科での視診により容易に診断が可能であり、局所麻酔または静脈麻酔下で膜を十字に切開する処置を行えば、後遺症なく健康な月経周期を取り戻すことができます。