ダイアジノン粒剤5の使い方と効果|土壌害虫を根絶する散布基準
ダイアジノン粒剤5の使い方と効果|土壌害虫を根絶する散布基準の詳細解説をご紹介します。専門的な知識が詰まっています。
園芸店やホームセンターの農薬コーナーで最も混同されやすいのが、「ダイアジノン粒剤5」と「オルトラン粒剤(またはオルトランDX粒剤)」の使い分けです。どちらも粒状で手軽に扱えるため同一視されがちですが、その作用機序と得意とするターゲットは完全に対極に位置しています。
両者の決定的な違いは、「植物体内への浸透移行性の有無」にあります。オルトランは植物の根から有効成分が吸収され、導管を通って葉や茎の全体に行き渡る「浸透移行性」を持ちます。そのため、葉をかじるアオムシや、葉裏から樹液を吸うアブラムシ・スリップス(アザミウマ)などの地上部害虫に対して極めて有効です。
一方、ダイアジノン粒剤5は非浸透移行性の薬剤です。有効成分は植物体内にはほとんど移行せず、散布された土壌の周囲に留まり、土の中に潜む害虫をダイレクトに叩きます。つまり、「地上の葉や茎を守りたいときはオルトラン」「地中の根や地際を守りたいときはダイアジノン」という明確な棲み分けが存在します。