ダイアジノン粒剤5の使い方と効果|土壌害虫を根絶する散布基準

ダイアジノン粒剤5の使い方と効果|土壌害虫を根絶する散布基準の要点や背景をコンパクトにまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。

園芸店やホームセンターの農薬コーナーで最も混同されやすいのが、「ダイアジノン粒剤5」と「オルトラン粒剤(またはオルトランDX粒剤)」の使い分けです。どちらも粒状で手軽に扱えるため同一視されがちですが、その作用機序と得意とするターゲットは完全に対極に位置しています。

両者の決定的な違いは、「植物体内への浸透移行性の有無」にあります。オルトランは植物の根から有効成分が吸収され、導管を通って葉や茎の全体に行き渡る「浸透移行性」を持ちます。そのため、葉をかじるアオムシや、葉裏から樹液を吸うアブラムシ・スリップス(アザミウマ)などの地上部害虫に対して極めて有効です。

一方、ダイアジノン粒剤5は非浸透移行性の薬剤です。有効成分は植物体内にはほとんど移行せず、散布された土壌の周囲に留まり、土の中に潜む害虫をダイレクトに叩きます。つまり、「地上の葉や茎を守りたいときはオルトラン」「地中の根や地際を守りたいときはダイアジノン」という明確な棲み分けが存在します。

比較項目ダイアジノン粒剤5オルトラン粒剤 / DX粒剤プロの使い分け基準主成分系統有機リン系(ダイアジノン)有機リン系(アセフェート)/ ネオニコチノイド系複合どちらも神経系に作用するが移行性が異なる作用の性質土壌残留型・ガス作用(植物へ移行しない)浸透移行型(根から吸わせて植物全体に行き渡る)土壌を浄化するか、植物自体を防壁にするか主な対象害虫コガネムシ幼虫、ネキリムシ、タネバエ、ケラアブラムシ、アオムシ、スリップス、コナジラミ土中害虫の根絶にはダイアジノンが圧倒的優位散布の基本方法全面散布後の土壌混和(深さ10〜15cm)株元散布、植え穴処理、表土パラパラ撒きダイアジノンは混ぜ込まないと真価を発揮しない効果の持続性土壌中で約2〜4週間(気化しながら分解)植物体内で約2〜3週間初期生育を守る期間としては双方ともに十分
鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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