たまごボーロでアレルギー?離乳食の卵慣らしが危険な理由と対処法
たまごボーロでアレルギー?離乳食の卵慣らしが危険な理由と対処法の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でまとめました。
卵アレルギーと診断された子どもが、専門医の指導のもとで「卵アレルギー負荷試験とボーロ」を併用するケースがあります。この事実がネット上で断片的に拡散された結果、「ボーロは小児科医公認のアレルギー治療食である」という危険な誤解が一人歩きしてしまいました。
医療現場で行われる経口負荷試験は、事前に血液検査(特異的IgE抗体価)や皮膚プリックテストを実施し、アレルギー専門医が子どもの既往歴を徹底的に精査した上で行われます。万が一アナフィラキシーショックを起こした際に即座にアドレナリン筋注(エピペン等)や酸素吸入、点滴を行える蘇生設備が整った診察室で、ミリグラム単位で計算された量を段階的に摂取させているのです。
これに対し、自宅での「なんちゃって負荷試験」は、救護設備も正確な抗原量測定もない状態で行う無謀な賭けに他なりません。自己判断でのボーロを使った卵慣らしは、治療どころかアレルギー症状の悪化や、最悪の場合は心肺停止を招くリスクを伴います。医療行為としての負荷試験と、家庭での離乳食導入は、完全に切り離して捉えなければなりません。