アメイジンググレイス歌詞カタカナ徹底解説!本田美奈子流歌唱法と和訳
アメイジンググレイス歌詞カタカナ徹底解説!本田美奈子流歌唱法と和訳の総合ガイドをお届けします。専門的な知識が満載です。
カラオケの採点機能で高得点を狙うだけでなく、聴く人の涙を誘うような名演を残すためには、どのような歌唱技術が必要なのでしょうか。日本においてこの楽曲の金字塔を打ち立てた本田美奈子.さんと、世界的なクロスオーバー歌手ヘイリー・ウェステンラ(Hayley Westenra)さんの歌唱スタイルを比較・分析すると、明確な2つの共通点と固有のテクニックが浮き彫りになります。
第一のポイントは、「子音のアタックと母音のキープ」です。「Amazing」の歌い出しにおいて、多くの初心者は「ア」を無防備に張り上げてしまいます。しかし、プロのボーカル指導現場では「息を先行させ、喉の奥をあくびの形に広げてから柔らかく声を当てる」よう指導されます。本田美奈子.さんが2005年の病床で残した伝説的なアカペラ録音を聴くと、過酷な闘病生活の中にあっても、息の混ざった繊細なファルセットから芯のあるヘッドボイスへと移行するコントロールが完璧に保たれていたことが分かります。
第二のポイントは、「リンキング(語と語の連結)と末尾子音の脱落」です。例えば「saved a」は「セーブド・ア」ではなく「セイヴダ」、「blind, but」の「d」は破裂させず口の奥で息を止めるだけに留めます(上記カタカナ歌詞の括弧表記部分)。これらを意識するだけで、日本語特有の区切り感が消え、洋楽特有の大きなフレーズのうねりが生まれます。