東芝エアコンの運転ランプ高速点滅!原因と自力リセット・修理見極め術
東芝エアコンの運転ランプ高速点滅!原因と自力リセット・修理見極め術にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。
エアコンの運転ランプ点滅に関して、インターネット上には根拠の薄い都市伝説や誤解が蔓延しています。その最たるものが、「エアコンが冷えなくなってランプが点滅したら、街の修理屋に頼んでガス(冷媒)を補充してもらえば安く直る」という言説です。空調工学の観点から言えば、この認識は決定的な誤りを含んでいます。
エアコンの冷媒配管は完全密閉されたサイクルを形成しており、構造上、経年劣化だけで自然にガスが減ることはありません。ガスが抜けているということは、「室内外を繋ぐ配管のフレア接続部が緩んでいる」「銅配管が腐食してピンホール(微小な穴)が空いている」「室外機熱交換器の溶接部に亀裂が入っている」のいずれかの物理的破損が生じていることを意味します。配管の漏洩箇所をガス検知器や窒素加圧テストで特定し、溶接や配管再加工を行わずに冷媒ガスだけを追加充填しても、数日から数週間で再びガスは抜け、運転ランプの高速点滅が再発します。
もう一つの盲点は、「室外機のファンが回っていない=室外機ファンモーターの故障」と短絡的に決めつけてしまう点です。東芝の制御プログラムでは、室内機が異常を検知した場合、システム全体の安全を確保するために室外機への通電を真っ先にリレー回路で遮断します。つまり、室外機自体は完全に正常であっても、室内機の温度センサー1本の不良や通信線のノイズによって室外機が一切沈黙し、結果として「室外機が動いていないから室外機の致命的故障だ」とユーザーが誤認してしまう構造が存在するのです。