私たちはどうかしているネタバレ解説!真犯人の正体と最終回結末の全貌
私たちはどうかしているネタバレ解説!真犯人の正体と最終回結末の全貌の全貌を詳しく解説してご紹介します。
殺人事件の真相と並ぶ本作の根幹が、「光月庵の真の跡継ぎは誰なのか」をめぐる血統の争いです。光月庵に君臨していた大旦那・高月宗寿が遺した遺言書には、驚くべき文言が記されていました。
大旦那の遺言書の骨子は「我が直系の血を引く者にのみ、光月庵のすべての暖簾と財産を相続させる」という厳格なものでした。実は大旦那は、椿が息子の樹とまったく血がつながっていない事実を早期から見抜いていたのです。
椿の実の父親は樹ではありません。没落貴族の令嬢であった今日子は、実家の莫大な借金を肩代わりしてもらう条件で光月庵に嫁ぎましたが、樹の心には最初から百合子しかおらず、今日子は妻として一度も触れられることがありませんでした。屈辱と孤独に狂った今日子が、かつてのパトロンであった別の男と密通して身ごもった不義の子こそが椿でした。今日子は椿を樹の息子と偽り、光月庵の跡継ぎに据えることで自らの居場所を守り抜こうとしていたのです。
これに対し、七桜の父親こそが高月樹でした。かつて光月庵の職人として樹と愛し合っていた百合子は、樹の正当な子どもを宿していました。すなわち、血筋の上で大旦那の正統な孫であり、光月庵の正当な後継者となる資格を持っていたのは、椿ではなく七桜だったのです。
大旦那は血筋を重視するあまり椿に対して過酷な試練を課し続けましたが、心の奥底では、血のつながりがないにもかかわらず誰よりも光月庵の菓子と伝統に誠実に向き合う椿の職人魂を認めていました。血統という「過去の呪縛」と、情熱という「職人の真価」。大旦那の遺言書は、二人にあまりにも残酷な試練を突きつけることになりました。