Wワークの年末調整はどっちで出す?両方出すリスクと確定申告の全知識
Wワークの年末調整はどっちで出す?両方出すリスクと確定申告の全知識についての真相をご紹介します。
ネット上のコミュニティや相談掲示板では、「年末調整を出さなければ会社に副業はバレないのか」「マイナンバーのせいで副業が発覚するのか」という不安の声が頻繁に見られます。しかし、実務現場における発覚ルートの9割以上はマイナンバーではなく「住民税の特別徴収税額決定通知書」です。
自治体は、本業と副業の給与を合算して住民税額を計算し、主たる給料を支払っている本業の会社に対して「毎月の給料からこの金額を天引きしてください」と通知を送ります。会社の経理担当者がその通知を見た際、「自社が支払っている給与水準に対して住民税額が不自然に高い」と気づくことで副業が露呈します。
この対策として広く知られているのが、確定申告書の第二表にある住民税に関する事項で「自分で納付(普通徴収)」を選択する手法です。ただし、これには実務上の大きな盲点があります。
副業が「業務委託(雑所得や事業所得)」であれば普通徴収への切り替えが比較的通りやすい一方、副業が「パート・アルバイト(給与所得)」の場合、多くの自治体が原則として本業の給与と合算して特別徴収する運用を徹底しています。給与所得のWワークで完全に会社への通知を遮断することは制度上難易度が高いため、就業規則の事前確認や事前の社内申請を行うことが最も安全な防衛策といえます。