小さじ1は何グラム?「全部5G」の大誤解と失敗防ぐ最新換算術

小さじ1は何グラム?「全部5G」の大誤解と失敗防ぐ最新換算術の重要なポイントについて、最新情報を詳しくお届けします。

結論から申し上げますと、小さじ1の重さは「調味料によって約1gから6gまでバラバラ」です。水であれば確かに小さじ1杯は5gになります。しかし、食塩や醤油を小さじ1入れると約6gになり、逆に上白糖を入れると約3g、サラダ油では約4gにしかなりません。

ここでまず整理しておきたいのが、小さじ1何ml何cc違いという体積の基本ルールです。料理における「ml(ミリリットル)」と「cc(シーシー)」は表記が異なるだけで、表している体積は全く同じ(1ml=1cc)です。そして計量基準において、小さじ1は厳格に5ml(5cc)、大さじ1は15ml(15cc)と定められています。つまり、大さじは常に小さじの「ちょうど3杯分」という関係性です。

それにもかかわらずグラム数が変動するのは、物質ごとに「密度(比重)」が異なるためです。大さじ小さじ違い換算理由の根底にあるのは、液体の粘度や含まれる塩分・糖分の濃度、あるいは粉末の粒子の隙間に含まれる空気の量です。水1mlの重さは1g(比重1.0)ですが、塩や醤油は水よりもギュッと身が詰まっているため比重が1.1〜1.2を超え、同じ小さじ1のカップにすりきりで注いでも5gより重くなります。この物理的な事実を知らずに「小さじ1=5g」と一律換算してしまうと、塩なら本来より20%も多く入って塩辛くなり、砂糖なら本来のレシピより甘みが足りなくなるという致命的な味のズレが生じてしまうのです。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest