【今さら聞けない】お寺と神社の決定的な違いとは?参拝作法と見分け方を徹底解説

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参拝時に最も恥をかきやすいのが、手の合わせ方と音の出し方です。神社とお寺では、祈りの身体所作が根本から異なります。

神社の参拝作法は、原則として「二礼二拍手一礼(にれい・にはくしゅ・いちれい)」です。鳥居をくぐる前に一礼し、参道の中央(正中=神様の通り道)を避けて歩きます。手水舎で手と口を清めた後、拝殿の前で深く2回頭を下げ(二礼)、胸の高さで両手を合わせ、右手を少し手前に引いてからパンパンと2回手を打ち鳴らします(二拍手)。指先を揃えて感謝と祈りを捧げた後、最後にもう一度深く一礼します(一礼)。拍手を打つのは、自らの魂を奮い立たせ、神様をお呼びすると同時に邪気を祓う意味があります。※出雲大社や宇佐神宮など一部の古社では「二礼四拍手一礼」の作法が伝承されています。

これに対し、お寺の参拝作法は「合掌一礼(がっしょう・いちれい)」であり、絶対に手を叩いてはいけません。山門の前で一礼して敷居を踏まずにまたぎ、手水で清めた後、本堂の前へ進みます。お賽銭を納めて鰐口(わにぐち)と呼ばれる鈴を鳴らしたら、胸の前で静かに手のひらを合わせ、指先をぴったりと揃えて目を閉じ、心の中で祈願します。祈り終えたら静かに一礼をします。お寺で手を打たないのは、仏様の前で静寂を保ち、自らの内面と向き合うためです。

また、双通に通じる「お賽銭マナー」についても知っておくべき作法があります。お賽銭箱にお金を投げつけるように放り込む行為は、神仏に対して極めて不作法とみなされます。感謝の念を込め、賽銭箱の縁に沿わせて静かに滑り込ませるのが本来の所作です。金額については「5円(ご縁)」「15円(十分ご縁)」「45円(始終ご縁)」といった語呂合わせが親しまれていますが、金額の多寡によってご利益が変わることはありません。自らの感謝の気持ちに見合った額を納めることが肝要です。なお、近年導入が進む電子マネーやQRコードを用いたキャッシュレス賽銭も、混雑緩和や防犯上の観点から各寺社で容認される動きが定着しつつあります。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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