モンステラ株分けで切る位置の正解|枯らさない節と気根の最新見極め法

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モンステラの株分けにおいて、切断位置の正解は「節(ふし)の約1〜2cm下」です。ここを外してしまうと、どれほど肥料や日照を与えても再生することは不可能です。なぜなら、植物が新たな芽や根を生み出す分生組織(成長点・潜伏芽)は、茎の「節」と呼ばれる環状のくびれ部分にしか存在しないためです。

園芸専門誌や生産農家の技術資料が一致して指摘している通り、モンステラは葉柄(葉を支える細い柄)をいくら綺麗に切り取って水に挿しても、新たな葉が出ることはありません。葉柄だけを挿した状態はいわば「花瓶に生けた切り花」と同じであり、一時的にみずみずしさを保っても数週間で黄色く変色し、やがて腐敗します。株分けや挿し木を成功させるには、葉の根元ではなく、主幹となる太い茎にある「節」を確保する節の切り方が不可欠となります。

もう一つの決定的な成否の分かれ目が、気根の残し方です。気根とは茎の節付近から空気中に向かって伸びる茶色く硬い根のことで、自生地では大木によじ登るための支持根であり、空気中の水分を吸収する器官です。この気根を1本以上含んだ状態で節の下をカットできるかどうかが、その後の発根スピードを劇的に左右します。気根の基部には吸水性に優れた「本根」へと変形する細胞が密集しており、気根がついた状態で仕立てた株は、気根のない茎と比較して発根完了までの期間が約3分の1に短縮されます。

切断する際は、節のすぐキワを切るのではなく、必ず節から1〜2cmほど下の茎間に刃を入れます。節の直近を切りすぎると、傷口から侵入した雑菌が成長点に達して壊死を引き起こすリスクが高まるためです。茎をよく観察し、リング状の節ライン、新芽のもととなる小さな膨らみ(成長点)、そして気根の位置を三位一体で確認してから切断に踏み切る必要があります。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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