カフェインの一日摂取量は何杯?危険な過剰摂取の境界線と真実
カフェインの一日摂取量は何杯?危険な過剰摂取の境界線と真実とは一体何なのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。
ネット上の掲示板やSNSでは、「平日は仕事中にコーヒーを5杯以上飲んでいるが、休日に一歩も動けないほどの頭痛に襲われる」という悩みが無数に投稿されています。この現象の正体は、典型的なカフェイン離脱症状(カフェイン禁断頭痛)です。
連日の摂取によって収縮していた脳の血管が、カフェインの血中濃度低下に伴って一気に拡張し、拍動性の激痛を引き起こします。頭痛以外にも倦怠感、激しいイライラ、集中困難などが24〜48時間後にピークを迎えます。この不快感を打ち消そうと再びコーヒーを口にしてしまい、負の循環から抜け出せなくなる共依存的な行動パターンが形成されているのです。
また、体内に入ったカフェインの濃度が半減するまでにかかる時間(半減期)は、成人で約4〜6時間、肝代謝の遅い体質や経口避妊薬の服用者では8時間以上に及ぶ場合があります。「夕方17時に飲んだ1杯の缶コーヒー」に含まれるカフェインの半分は、夜の23時を回っても体内を巡り続けています。深睡眠(ノンレム睡眠ステージ3)の出現割合を大幅に削り取り、朝起きたときの疲労感を深刻化させる原因となるため、就寝の6〜8時間前からはカフェインを完全に断つことが体内時計を守る鉄則です。