ツーブロックの頼み方で失敗しない!理想を叶えるミリ数と美容室の伝え方
ツーブロックの頼み方で失敗しない!理想を叶えるミリ数と美容室の伝え方に関する最新の話題を分かりやすく解説いたします。
なぜツーブロックのオーダーは、美容室ですれ違いが起きやすいのでしょうか。大手ヘアサロン情報サイトのアンケート調査や現役スタイリストへの取材から浮かび上がってきたのは、オーダーする側の「イメージ」と施術する側の「設計図」にある決定的な言葉のギャップです。
多くの利用者は「ツーブロック」という単語を「爽やかで清潔感のある髪型」という漠然とした完成イメージとして使っています。しかし理美容師にとってのツーブロックとは、単に「上と下で髪の長さが分断されている構造(アンダーカット)」を指す専門的な構造概念に過ぎません。つまり、刈り上げる高さ、幅、ミリ数、上の髪の被さり具合によって、数十通り以上のまったく異なるスタイルが存在します。
美容室の現場では、次のような心理的・コミュニケーションのすれ違いが頻発しています。
第一に、「短め・ナチュラル」という形容詞の解釈違いです。顧客が「ナチュラルに刈り上げてください」と頼んだ際、頭の中では黒髪がしっかり残る9mm前後を想定していても、美容師側が「2週間後の伸びを計算してスッキリさせよう」と3mmや4mmのバリカンを入れてしまうケースがあります。結果として地肌が青白く露出し、「短すぎる」というショックに繋がります。
第二に、髪質と骨格に対する予測不足です。日本人の髪は太く硬い直毛が多く、ハチ(頭のハチマキを巻くライン)が張っている骨格が目立ちます。この特性を考慮せずに刈り上げのラインを高く設定しすぎると、上から被せた髪がサイドに突き刺すように跳ね上がり、いわゆる「カッパ状態」や「キノコ頭」を引き起こします。コミュニケーション不足のままハサミが入ることで、修復不可能な段階に至ってしまうのです。