80年ぶりの天体ショー?ノヴァ爆発の仕組みと肉眼観測の真相
80年ぶりの天体ショー?ノヴァ爆発の仕組みと肉眼観測の真相とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを整理してお届けします。
ノヴァ爆発の大半は遠方で起きるため望遠鏡が必要ですが、例外的にノヴァ爆発の肉眼観測が期待できる大注目の天体が存在します。それが、かんむり座の方向に位置する「かんむり座T星(T Coronae Borealis)」です。
かんむり座T星は、過去に何度も爆発が記録されている「再帰新星(反復新星)」として知られています。この星は再帰新星の周期がおよそ80年という極めて珍しい特徴を持ち、前回は1946年、その前は1866年に爆発が確認されました。
普段のかんむり座T星は10等星前後の暗さで、肉眼では全く見えません。しかし、いざ爆発を起こすと一気に2等級前後の明るさまで跳ね上がります。これは北極星(ポラリス)に匹敵する輝きであり、特別な機材を持たない一般の人でも、街明かりを少し避けた夜空でハッキリと肉眼で視認できるレベルです。