子宮外妊娠の痛みの特徴とは?生理痛との違いと破裂を防ぐ危険サイン
子宮外妊娠の痛みの特徴とは?生理痛との違いと破裂を防ぐ危険サインの詳細について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。
卵管が破裂すると、事態は一刻を争う救命医療の現場へと一変します。破裂を防ぎ、仮に破裂が始まっていても致命的なショック状態を回避するために、直ちに救急車を呼ぶべき卵管破裂の激痛サインを把握しておく必要があります。
破裂時に現れる典型的な複合症状は以下の通りです。
1. 突然の鋭利な下腹部激痛
これまでのチクチクした鈍痛とは次元の異なる、「下腹部を引き裂かれたような激痛」が突発的に生じます。前触れなく激痛に襲われ、直立歩行が不可能な状態に陥ります。
2. 肛門を突き上げるような激痛(排便痛・排尿痛)
破裂によって漏れ出した血液が、骨盤の最下部であるダグラス窩(子宮と直腸の間のくぼみ)に溜まることで、直腸を強く圧迫します。便意を催してトイレに行った際、強烈に突き上げられるような痛みに見舞われて失神する例も多発しています。
3. 出血性ショックの兆候
腹腔内で短時間に500〜1,000ミリリットル以上の出血が起こると、急激な血圧低下と循環不全が生じます。顔面蒼白、大量の冷や汗、めまい、吐き気、視界が白くなる感覚(眼前暗黒感)、意識混濁などが現れます。
また、子宮外妊娠の出血の特徴にも重要な注意点があります。出血量は必ずしも体内での出血の危険度と比例しません。外に出てくる性器出血は少量の茶褐色や黒褐色(コーラのような色)がダラダラと付着する程度であっても、お腹の中(腹腔内)では破裂によって数リットル規模の出血が広がっているケースが珍しくありません。「出血がナプキンに少ししかついていないから重症ではない」という判断は、取り返しのつかない致命傷を招きます。