エクスキューズミーの真意とは?怒りの反論やSorryとの違いを解剖

エクスキューズミーの真意とは?怒りの反論やSorryとの違いを解剖の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

日本人が多用する「すみません」は、物事が「済まない(感謝や申し訳なさで自分の気持ちが収まらない)」という内省的な感情から派生した言葉です。そのため、感謝・謝罪・呼びかけのすべてを1語でカバーできる極めて日本的な情緒表現として機能しています。しかし、エクスキューズミーの日本語ニュアンスを同じ枠組みで捉えるのは極めて危険です。

語源を分解すると、ラテン語の「ex-(外へ、免除する)」と「causa(訴訟、罪、原因)」が合わさった「excusare」に行き着きます。つまり、英語のExcuseの本義は「正当な理由を述べて罪や責任を免除する」「大目に見て見逃す」という法的な免責のニュアンスを含んでいます。そこに目的格の「me」が付いた「Excuse me」は、直訳すれば「私の小さな無作法・非礼をお許しください」と周囲に免除を請う宣言なのです。

言語学者や外資系企業でコミュニケーション研修を手がける専門家への取材でも、「Excuse meは他者との領域(バウンダリー)を一時的に越境する際の合図であり、心からの懺悔や自責の念を表す言葉ではない」という指摘が一致して挙がります。自分側の都合で相手の空間や時間をわずかに侵害する前後に発するマナーであり、根本的に「心から反省して頭を下げる」行為とは文脈が異なります。これが、英語圏におけるエクスキューズミーと謝罪の違いの根底にある心理的メカニズムです。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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