名曲『友達になるために』歌詞の意味と誕生秘話|卒園式で涙を誘う理由
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今や教育現場のスタンダードとなった本作ですが、その成り立ちは当時の保育音楽界において極めて画期的な試みでした。楽曲の生みの親である新沢としひこ氏(作詞)と中川ひろたか氏(作曲)は、ともに男性保育士としての現場経験を持つ異色の音楽ユニットです。
1980年代後半までの保育現場における音楽は、文部省唱歌や昔ながらの童謡が中心で、子ども目線のリアルな感情をポップス感覚で描いた楽曲は極めて稀でした。「子どもたちに、もっと等身大で心に響く新しい歌を届けたい」という現場仕込みの熱狂から、1989年にこの黄金タッグによる『友達になるために』が産声を上げました。
発表後、全国の保育関係者の口コミから急速に広まり、後には美しいイラストとともに友達になるために 絵本(講談社など)としても出版。文字やメロディだけでなく、視覚的・空間的な広がりを持つメディアミックス作品として、親子の読み聞かせツールとしても確固たる地位を築くに至っています。