三越の包装紙にやなせたかし?「華ひらく」英字ロゴ誕生秘話と真相

三越の包装紙にやなせたかし?「華ひらく」英字ロゴ誕生秘話と真相についての疑問解決ガイドをお届けします。

SNSやネットの検索窓で「三越 包装紙 やなせたかし」と打ち込むと、多くの人が抱く最大の疑問は「やなせたかし氏は包装紙の何をデザインしたのか」という点に集約されます。一部では「あの赤い石のようなイラストそのものを描いた」と誤解されるケースも見受けられますが、これは半分正解で半分は誤りです。

客観的な事実関係を整理すると、メインとなる抽象的な赤いオブジェの図案を手掛けたのは、昭和を代表する洋画家・猪熊弦一郎氏(1902–1993)です。そして、その絵の中に絶妙なバランスで配置されている流麗なアルファベットの筆記体「mitsukoshi」の文字を書いた人物こそが、当時三越の宣伝部に在籍していた若き日のやなせたかし氏(1919–2013)でした。

日本の商業美術史において、百貨店の顔とも呼べる包装紙に純粋絵画の巨匠と、のちに国民的児童文化の頂点に立つクリエイターが同時に名を刻んでいたという事実は、まさに奇跡的なコラボレーションと呼ぶにふさわしい巡り合わせです。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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