左側が見えないのは目の病気ではない?半側空間無視の真実と最新リハビリ
左側が見えないのは目の病気ではない?半側空間無視の真実と最新リハビリの具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。
Q1:半側空間無視は完全に治る病気ですか?回復の予後はどのくらいですか?
A1:発症直後の急性期から3〜6ヶ月の回復期にかけて、脳の可塑性や浮腫の軽減により急速に改善する例は多く見られます。約6割の患者が日常生活で自立可能なレベルまで回復しますが、疲労時や注意散漫時に左側の見落としが再発する軽度の症状が残るケースもあります。完全回復のみを目指すのではなく、残存した症状にいかに環境側を適応させるかが重要です。
Q2:退院後、再び自動車の運転をすることは可能でしょうか?
A2:半側空間無視と診断された場合、公道での自動車運転は極めて危険であり、道路交通法上も適性検査等の慎重な判断が求められます。左側からの歩行者や対向車の見落とし、標識の認識遅れによる重大事故リスクが跳ね上がるため、主治医や専門医による厳格な神経心理学的検査(ドライビングシミュレーター評価等)を受けずに運転を再開することは絶対に避けてください。
Q3:食事のときに左側を残す本人へ、家族はどう声をかけるのが正解ですか?
A3:「左側が見えていないよ」と否定的な指摘をするのではなく、「右側のおかずは美味しかった?」「まだ美味しいお肉が残っているから、お皿を回してみようか」と肯定的に誘導するのが正解です。お皿を回して視野に入れることで、本人が恥をかいたり自責の念に駆られたりすることなく食事を完了できます。