「さよならだけが人生だ」誰の言葉?井伏鱒二の名訳と寺山修司の返詩に迫る

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「さよならだけが人生だ」というフレーズを耳にした際、多くの人が「太宰治の言葉」あるいは「寺山修司の詩」と混同しがちです。しかし、この名フレーズを日本語として世に生み出したのは、昭和を代表する文豪・井伏鱒二です。

井伏鱒二は、中国・唐代の詩人である于武陵(うぶりょう)が残した五言絶句『勧酒(かんしゅ)』を日本語に翻訳する際、原詩のリズムを大胆に崩し、七五調の小粋な口語詩へと昇華させました。これが現在知られる名言の直接のルーツです。

漢詩の堅苦しい直訳ではなく、江戸前の洒落っ気と庶民的な温かみを感じさせる井伏の翻訳センスによって、この言葉は単なる古典の引用を超え、日本人の心に深く根付く人生訓となりました。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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