消えた理由と現在とは?懐かしいサンリオ昔のキャラクター徹底解剖

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1990年代に入ると、サンリオはファンシーからストリートや日常のリアルへとデザインの幅を大きく拡張します。その筆頭が、1989年生まれのポチャッコと1993年登場のバッドばつ丸です。好奇心旺盛でおっちょこちょいなイヌの男のコ・ポチャッコは、スポーティな私服姿や愛らしい仕草で圧倒的人気を博し、サンリオキャラクター大賞で1991年から1995年まで前人未到の5連覇を達成しました。

一方、サンリオ初となる「アンチヒーロー」として登場したバッドばつ丸は、ひねくれ者でいたずら好きという型破りな性格が男子小中学生やグランジブームに沸く若者に刺さり、1996年のキャラクター大賞で見事1位に輝きます。優等生的な世界観からの脱却が、サンリオの支持層を大きく広げた決定打となりました。

サンリオキャラクター大賞の順位推移を振り返ると、1986年の第1回覇者であるザシキブタに始まり、1988年のみんなのたあ坊、1990年のけろけろけろっぴと、80年代後半から90年代前半は個性派の男のコキャラクターが覇権を争う群雄割拠の時代でした。その後、1998年からハローキティが12連覇を飾り、2000年代以降のシナモロールやポムポムプリンへとバトンが渡っていく歴史の土台には、90年代の爆発的なキャラクターカルチャーの蓄積があります。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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