御仏前の書き方で薄墨はNg?実は濃墨が正解!恥をかかない法要マナー完全版
御仏前の書き方で薄墨はNg?実は濃墨が正解!恥をかかない法要マナー完全版について押さえておきたい 注意点を厳選して解説いたします。
法要を取り仕切る遺族にとって、香典袋の中袋(中包み)に記載された情報は、後日の香典帳整理や引き出物(返礼品)の手配、法要費用の清算において不可欠な記録資料となります。達筆であること以上に、「誰が・いくら包んだのか」が一目で正確に判読できる実用性が求められます。
中袋の表面中央には、縦書きで「金 〇〇圓」と金額を記入します。この際、算術数字(1、2、3)や単純な漢数字(一、二、三)を使用するのは厳禁です。毛筆の線がかすれたり、後から線を書き足して改ざんされたりするリスクを防ぐため、古来より法的文書や商取引で用いられてきた「大字(だいじ)」と呼ばれる旧字体の漢数字を用いるのが不変のルールです。
裏面の左側には、差出人の郵便番号、住所、氏名を漏れなく縦書きで記載します。受付で芳名帳に記帳するからと中袋の住所を省略する参列者が散見されますが、遺族が自宅に戻って香典袋を開封した際、袋と帳面を照合する手間を大幅に増やしてしまいます。丁寧な文字で番地や部屋番号まで明記するのが、遺族の心理的・実務的負担を軽減する心配りです。
中袋がない封筒(一重袋)を使用する場合の裏ワザ
購入した香典袋の形状によっては、中袋が付属しておらず、水引が直接印刷された一枚の封筒(一重袋)であるケースも少なくありません。中袋がないからといって失礼に当たるわけではありませんが、記載方法が変わります。
中袋がない場合は、封筒の裏面左半分を使って情報を集約させます。裏面の中央より左側に縦書きで「金 壱萬圓」などの金額を大字で記入し、さらにその左隣に住所と氏名を縦書きで並べて記載します。この際、表面には「御仏前」と氏名のみを書き、表面には金額を入れないのが美しく仕上げるコツです。