ウインナーとソーセージの違いとは?太さと皮で決まるJas規格の真実
ウインナーとソーセージの違いとは?太さと皮で決まるJas規格の真実についての真相をお届けします。
各ソーセージに冠されている名称は、それぞれの発祥地となったヨーロッパの都市名に由来しています。肉の保存食として紀元前8世紀の古代ギリシャ時代(ホメロスの『オデュッセイア』にも記述が存在)から作られていたソーセージは、中世以降の都市ギルドの発達とともに独自の進化を遂げました。
ウインナーはオーストリアの首都「ウィーン(Wien)」、フランクフルトはドイツの「フランクフルト・アム・マイン(Frankfurt am Main)」、ボロニアは北イタリアの「ボローニャ(Bologna)」がルーツです。
興味深い歴史の巡り合わせとして、ウインナーの生みの親とされるヨハン・ゲオルク・ラーナー(Johann Georg Lahner)は、もともとドイツのフランクフルトで修行した肉職人でした。彼が1805年にオーストリアのウィーンへ移住した際、当時フランクフルトでは職人ギルドの厳しい規制で禁じられていた「豚肉と牛肉の混合肉」を使った細身のソーセージを開発しました。
このソーセージはウィーン市民の間で爆発的な人気を博し、「フランクフルトの職人が作ったソーセージ」として知られるようになります。そのため、現在でも本場ウィーンではこの製品を「フランクフルター(Frankfurter)」と呼び、逆にドイツでは「ウィーン風ソーセージ(Wiener Würstchen)」と呼び合っています。日本には明治から大正期にかけてドイツ式の製造技術が伝播したため、ウィーン風の細いタイプが「ウインナー」として定着しました。