目をつむると倒れそう…深部感覚の低下とは?症状と検査法を徹底解説

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「目を閉じるとふらつく」「足の位置が分からない」という訴えの背後にあるもの、それが深部感覚(bathyesthesia)の低下だ。医学の世界では固有受容感覚(プロプリオセプション)とも呼ばれ、皮膚と内臓の中間領域にあたる筋肉、腱、関節包、骨膜などに分布するメカノレセプター(機械受容器)が感知する情報を指す。

人間は普段、自分の右腕がどれくらい曲がっているか、右足の親指が上を向いているか下を向いているかを、目で直接見なくても正確に把握できる。これは、筋肉の中にある「筋紡錘」や腱の中にある「ゴルジ腱器官」、関節の「パチニ小体」といった極小のセンサーが、筋肉の伸び縮みや関節の角度変化を1ミリ秒単位で中枢神経へ送り届けているからにほかならない。

深部感覚は視覚や前庭覚(耳の三半規管・耳石器)と連動し、身体のバランスを無意識に制御する「第6の感覚」として機能している。そのため、この機能が衰えると、脳は手足がどこにあるかの座標を見失い、暗闇や目をつむった環境下で激しい平衡失調を引き起こす。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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