路面電車の線路は走れる?軌道敷内通行可の標識と落とし穴を徹底解説
路面電車の線路は走れる?軌道敷内通行可の標識と落とし穴を徹底解説に関する基本知識をわかりやすくまとめました。詳細を読もうことができます。
軌道敷内を通行できる権利を得たからといって、自動車が路面電車よりも優先されるわけではありません。むしろ法的な序列は完全に路面電車が上位に位置します。
道路交通法第21条第3項には、いわゆる「避譲義務(ひじょうぎむ)」が明記されています。軌道敷内を通行している車両は、後方から路面電車が接近してきた場合、速やかに軌道敷の外へ進路を譲るか、電車の運行に支障をきたさない安全な距離を保たなければなりません。鉄の車輪と鉄のレールで走る路面電車は、ゴムタイヤのアスファルト接地と比べて制動距離が極めて長く、急ブレーキを踏んでも数十メートル手前では止まれない物理的特性を持っています。そのため、電車の進路を塞ぐ行為は甚大な人身事故へ直結します。
軌道敷のルールを軽視した場合に科される主な行政処分・反則金は下表の通りです。
軌道敷内における「追越しの禁止」や「駐停車禁止」も見落とされがちなルールです。線路敷の上でハザードランプを点灯させて同乗者を降ろしたり、荷降ろしをしたりすることは道路交通法第44条に違反し、即座に重い反則金の対象となります。