路面電車の線路は走れる?軌道敷内通行可の標識と落とし穴を徹底解説

路面電車の線路は走れる?軌道敷内通行可の標識と落とし穴を徹底解説について重要なポイントを解説いたします。最新の情報をご確認ください。

軌道敷内を通行できる権利を得たからといって、自動車が路面電車よりも優先されるわけではありません。むしろ法的な序列は完全に路面電車が上位に位置します。

道路交通法第21条第3項には、いわゆる「避譲義務(ひじょうぎむ)」が明記されています。軌道敷内を通行している車両は、後方から路面電車が接近してきた場合、速やかに軌道敷の外へ進路を譲るか、電車の運行に支障をきたさない安全な距離を保たなければなりません。鉄の車輪と鉄のレールで走る路面電車は、ゴムタイヤのアスファルト接地と比べて制動距離が極めて長く、急ブレーキを踏んでも数十メートル手前では止まれない物理的特性を持っています。そのため、電車の進路を塞ぐ行為は甚大な人身事故へ直結します。

軌道敷のルールを軽視した場合に科される主な行政処分・反則金は下表の通りです。

違反種別詳細・数値データ(罰則規定)一般的な基準・反則金額編集部の見解・評価軌道敷内通行違反
(道交法第21条第1項)基礎点数:1点
(許可区間外での走行)普通車:6,000円
二輪車:5,000円
大型車:7,000円渋滞回避を狙った安易な進入が全国で頻発しており、警察の重点取締対象。路面電車進行妨害
(避譲義務違反/第21条第3項)基礎点数:1点
(電車の進路を譲らない)普通車:6,000円
二輪車:5,000円
大型車:7,000円警笛を鳴らされても動けないケースが多く、後続の大量輸送を麻痺させる重大行為。軌道敷内駐停車禁止違反
(道交法第44条第1項)基礎点数:2点
(駐停車禁止場所への停止)普通車:10,000円〜
(放置駐車は15,000円)線路上や安全地帯の左側は絶対的駐停車禁止。荷下ろしや送迎での停車も完全アウト。軌道敷内追越し禁止違反
(道交法第29条等)基礎点数:2点
(みだりな追越し・進路変更)普通車:9,000円
大型車:12,000円線路を使って前走車をごぼう抜きする行為は極めて危険であり、厳罰が科される。

軌道敷内における「追越しの禁止」や「駐停車禁止」も見落とされがちなルールです。線路敷の上でハザードランプを点灯させて同乗者を降ろしたり、荷降ろしをしたりすることは道路交通法第44条に違反し、即座に重い反則金の対象となります。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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