金沢・近江町市場の真実!地元民が通う海鮮丼と混雑回避の抜け道

金沢・近江町市場の真実!地元民が通う海鮮丼と混雑回避の抜け道の総合ガイドを解説します。役立つ情報が詰まっています。

午前11時。金沢のメインストリートから続く「むさし口」は、押し寄せる団体客で完全に目詰まりを起こす。大名行列のような行列に並び、3000円を超える煌びやかな海鮮丼の写真を撮るだけで市場を去る旅行者が後を絶たない。だが、それでは「近江町」の骨髄に触れたとは到底言えない。

地元の台所としての呼吸を体感したいなら、動線を逆転させる必要がある。朝7時半、裏路地に位置する「十間町口」から潜り込む。卸売りのトラックが去り、仕込みに追われる料理人たちが足早に行き交うこの時間帯こそが市場の黄金期だ。

多くの観光客は目立つ大通り沿いの店へ吸い寄せられる。だが、本当の目利きたちが足を止めるのは、鮮魚店の奥にひっそりと暖簾を掲げる小さな地下通路の食堂や、刺身をその場で小皿に盛ってくれる昔ながらの量り売り店だ。豪華絢爛なウニやイクラを山盛りにした観光丼ではない。早朝に揚がった地物のサワラ、甘エビ、バイ貝を無造作にのせただけの素朴な海鮮丼を、地元の八百屋や仲買人たちは熱い番茶とともに黙々と胃袋へ流し込んでいる。派手な看板を出さないこうした隠れ名店にこそ、金沢の海が持つ本来の滋味が凝縮されている。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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