中露朝が急接近する決定打と軍事同盟の真実【2026年最新】
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メディアでは「中露朝の専制主義枢軸」としてひと括りに語られがちですが、実態は決して強固な一枚岩ではありません。ここには国際政治における「同盟のジレンマ(他国の無謀な行動に巻き込まれる恐怖と、見捨てられる恐怖)」が色濃く影を落としています。
最も複雑な立場に置かれているのが中国です。習近平指導部は、以下の3つのジレンマに直面しています。
- 欧米市場との経済的相互依存:中国経済の減速が続くなか、欧州連合(EU)や米国との決定的な経済断絶や二次制裁は絶対に避けたいのが本音です。
- 露朝軍事同盟による影響力の低下:北朝鮮がロシアという後ろ盾を得たことで、これまで北朝鮮に対して絶大だった中国の影響力(レバレッジ)が相対的に低下しています。
- 日米韓の防衛協力強化の口実化:露朝の過激な軍事行動は、日米韓のミサイル防衛や情報共有網の結束を強固にし、結果的に中国を囲い込む軍事網を強固にしてしまう皮肉を生んでいます。
北京で開催される外交サミットや首脳会談の場でも、中国側はロシアや北朝鮮との連帯をアピールしつつ、共同声明の文言から過度に攻撃的な表現を削るなど、微妙なブレーキ役を演じています。「反米」では共闘しつつも、露朝の暴走によって自国の戦略的国益が損なわれることを北京は極度に警戒しているのが知られざる現実です。