びわの食べ方決定版!お尻から剥く裏技と種の危険性・保存の真相
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びわを剥く際に最も多い失敗が「軸(ヘタ)の側から爪を立てて剥こうとし、果皮が途中でちぎれて果汁が溢れ出す」という現象だ。果樹園の生産現場や果実専門店を取材すると、長年現場で受け継がれてきた決定的な裏技が存在する。それが「軸ではなく、お尻(果頂部・へそのくぼみ)側から剥く」というアプローチである。
植物解剖学的に見ると、びわの表皮下にある繊維構造や維管束は、果実の先端部(お尻側)から軸側に向かって滑らかに連続している。そのため、お尻側からアプローチすると繊維に沿って剥離がスムーズに進み、果肉の細胞壁を破壊することなく、驚くほどツルンと皮を取り去ることができるのだ。
【誰でも失敗しない剥き方の3ステップ】
ステップ1:お尻のくぼみを指先で押し広げる
びわの軸側を持ち、底面にある星型のような果頂部のくぼみ(お尻)に親指の腹を当てる。軽く外側へ押し広げるようにすると、皮の薄い先端部に自然な裂け目が生まれる。
ステップ2:バナナのように4方向へめくり下ろす
裂け目を起点にして、バナナの皮を剥く要領でヘタ側に向かってスーッと皮を引く。抵抗なく4〜5等分に綺麗にめくれ、果汁が指を伝って垂れる心配がほとんどない。
ステップ3:ヘタを折り取り、種と内皮を除去する
下までめくった皮をヘタごと折り取れば、美しい丸ごとの果肉が現れる。ナイフを使う場合は、縦にぐるりと一周切れ込みを入れて両手で軽くひねると、アボカドのように果肉が2つに割れる。中央の大きな種を取り出し、種が入っていたポケットの内側にある「白い薄皮(内果皮)」を指先かスプーンでさっと掻き出せば、口当たりの雑味が消えて極上の食感に仕上がる。
なお、びわは空気に触れると酸化酵素(ポリフェノールオキシダーゼ)の働きで急速に茶色く変色する。皮を剥いた直後に水200mlに対してレモン汁小さじ1/2程度を加えた「レモン水」に1〜2分くぐらせることで、風味が損なわれず、目を見張るような透明感あるオレンジ色を長時間キープできる。