着物イラストを簡単に描くコツ!初心者が迷う構造と手順をプロが解説

着物イラストを簡単に描くコツ!初心者が迷う構造と手順をプロが解説を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。

着物のシワを描くときに多くの人が陥る罠が「洋服と同じように全身に細かいシワを描きすぎて、布がヨレヨレに見えてしまう」現象です。着物特有の凛とした美しさを表現するには、「張りのある平面」と「テンションがかかる支点」のメリハリが欠かせません。

着物の生地は帯によって胴体に強固に固定されているため、シワが発生する起点は実質的に以下の3箇所に限定されます。

1. 帯周りの引っ張りシワ(テンションライン)
帯の上端と下端から、放射状に細いシワがわずかに走ります。女性の胸元では、バストの頂点から帯へ向かって斜めに落ちる布の引っ張りを1〜2本描くだけで十分な立体感が生まれます。

2. 肘と肩甲骨の屈曲シワ
腕を曲げた際、布が余る肘の内側に「く」の字型の折れ目が重なります。洋服のように丸みを帯びたドレープではなく、厚手の折り紙を曲げたようなシャープなエッジを意識するのがポイントです。

3. 裾の動きと足のステップ
和服イラストのポーズ付けにおいて、大股で歩くような極端な脚の開きは着物の構造上不可能です。裾が筒状になっているため、歩行時は「前側の布が後ろ側の布を巻き込みながら少し斜めに流れる」シルエットになります。動きを出したいときは、布全体をたなびかせるのではなく、「袖のたもと」と「帯の垂れ(結び目)」の揺れでダイナミックな風を演出するのがプロの定石です。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest