おへその激痛と膿は病気のサイン?尿膜管遺残の危険性と最新治療法
おへその激痛と膿は病気のサイン?尿膜管遺残の危険性と最新治療法について徹底解説いたします。詳細な分析をお届けします。
おへそに炎症が起きた際、よく混同されるのが一般的な「臍炎(さいえん)」です。臍炎はおへその皮膚表面の浅い部分で起きる細菌感染であり、適切な消毒や抗生剤の軟膏塗布によって数日から1週間程度で治癒することが大半です。
一方で尿膜管遺残は、おへその奥深くから膀胱にかけて存在する管そのものが病巣です。そのため、表面をいくら清潔に保っても管の深部にある感染源を取り除くことはできません。「市販薬を塗ったら一時的に治まったが、数ヶ月後に再び膿が出て激痛が走る」といった再発を繰り返す場合、ほぼ間違いなく尿膜管遺残が疑われます。
この状態を放置すると、管の内部に膿が充満する「尿膜管膿瘍(のうよう)」へと悪化します。膿瘍が限界まで膨らんで腹腔内へ破裂した場合、細菌が腹膜全体へ広がる「汎発性腹膜炎」を併発し、緊急開腹手術を要する生命の危機に直結する危険性があります。