『封神演義』妲己の正体と真の結末!女媧との関係や最期の真相を解剖

『封神演義』妲己の正体と真の結末!女媧との関係や最期の真相を解剖にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

物語の冒頭、妲己は名家である冀州侯・蘇護の娘「蘇妲己」の肉体を奪い、魂を喰らい尽くした「千年狐狸精(せんねんこりせい)」として登場します。美貌を武器に殷の第30代皇帝・紂王を術で骨抜きにし、酒池肉林や蠆盆(たいぼん)といった残虐な処刑法を考案して人民を苦しめました。しかし、これらは壮大な計画の単なる序章に過ぎませんでした。

連載終盤の第18巻から第22巻にかけて明かされたのは、妲己の背後に君臨する存在「女媧」の影です。女媧はかつて地球に飛来した地球外生命体「最初の人類」の唯一の生き残りであり、自らの理想とする歴史を創り出すために、文明の興亡を何十回もリセット(不可逆的な滅亡と再生)してきた絶対神でした。

女媧は自身の肉体を維持・再生するための生体エネルギーを集める代理人として妲己を利用していました。しかし、妲己は従順な部下などでは到底ありませんでした。妲己の真の目的は、「神である女媧を欺き、その強大な肉体と魂を完全に我が物として奪取すること」だったのです。神の操り人形を演じながら、太公望ら仙道たちを利用して女媧の戦力を削ぎ、最後の最後でそのエネルギーを横取りするという、作中屈指の二重スパイ的知略が完遂された瞬間でした。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest