身長は何歳まで伸びる?骨端線が閉じるサインと20代で伸びる噂の真実
身長は何歳まで伸びる?骨端線が閉じるサインと20代で伸びる噂の真実とはどんな影響があるのか? 専門的な分析を整理してお届けします。
骨端線が閉じつつあるかどうかは、日々の身体的変化からある程度推測できます。性ホルモンの分泌がピークに達し、身体が大人の骨格へと移行する過程で現れる特徴的な変化が、いわゆる成長停止のシグナルです。
具体的に男子の身長が止まるサインとしては、次のような身体所見が挙げられます。
- 声変わりが完全に完了し、大人の男性の低い声に落ち着く
- 顎や口周りの髭、胸毛、すね毛などの体毛が濃く太くなる
- 肩幅が広がり、皮下脂肪が落ちて筋肉質な体型へ変化する
- 直近1年間の身長の伸びが1cm未満に急減する
対して女子の身長が止まるサインは、初経(初潮)との関連が極めて密接です。女子は初経を迎える直前が成長の最大ピークであり、初経発来後の身長の伸び幅は平均して約5〜6cm程度にとどまることが小児科学の定説となっています。脇毛の発毛や乳房の完全なタナー段階(成熟段階)到達、腰回りの皮下脂肪の定着が見られる頃には、骨端線は閉鎖寸前か、すでに閉鎖を完了しているケースがほとんどです。
「自分の骨端線がまだ開いているのか知りたい」という場合、自己判断は不可能です。確実な診断を得るためには、小児科や整形外科を標榜する医療機関を受診し、骨端線のレントゲン撮影を行う必要があります。病院では主に利き手と反対側の手のひらから手首にかけてのX線写真を撮影し、複数の手根骨や中手骨の軟骨のすき間を確認する「骨年齢判定(TW2法やグライリヒ・パイル法)」を実施します。まだ軟骨の黒い隙間が確認できれば、わずかでも自力で伸びる余地が残されていると医学的に証明されます。