筋トレのRmとは?伸び悩みを劇的に変える計算式と最新の負荷設定
筋トレのRmとは?伸び悩みを劇的に変える計算式と最新の負荷設定の詳細について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。
自身のトレーニングプログラムを組む際、すべての基準点となるのが「1RM(最大挙上重量)」の把握です。自らの限界値を知らなければ、筋肥大に適した「最大重量の70〜80%」といった具体的なメニューを算出できません。
しかし、バーベルを担いで実際に「限界の1回」に挑む実測テストは、競技選手を除いて推奨されません。特に高重量を扱う種目では、腱や関節、回旋筋腱板(ローテーターカフ)への負荷が極端に高く、怪我のリスクが跳ね上がるためです。そこで、スポーツ科学の現場や指導現場で標準的に活用されているのが、中重量での反復回数から数学的に1RMを推定する1RM計算方法です。
世界的に信頼性が高く、最も広く普及している代表的な計算式が「オコナー(O'Conner)式」と「ブジッキ(Brzycki)式」の2つです。
【現場で最も手軽に使われるオコナー式】
1RM = 扱った重量 ×(1 + 反復回数 ÷ 40)
※または「扱った重量 × 反復回数 ÷ 40 + 扱った重量」
【より厳密な推定に用いられるブジッキ式】
1RM = 扱った重量 ÷(1.0278 - 0.0278 × 反復回数)
具体例として、ベンチプレス1RMを割り出すケースを想定してみます。ベンチプレスで「60kgを正しいフォームで8回挙上できた」場合、オコナー式に当てはめると以下の計算が成り立ちます。
計算例:60kg ×(1 + 8 ÷ 40)= 60kg × 1.2 = 72kg
この計算により、このトレーニーのベンチプレスにおける1RMは約72kgであると推定できます。怪我の恐怖に晒されながら限界に挑むことなく、日常のセットから正確な数値を導き出せる点が、推定式の絶大なメリットです。