ベトナム人技能実習生の失踪急増と日本離れ|育成就労新制度の真相
ベトナム人技能実習生の失踪急増と日本離れ|育成就労新制度の真相に関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。
Q1:ベトナム人技能実習生の失踪は、どのようなきっかけで起きるのですか?
A1:最大の要因は、渡航前に背負った100万円規模の借金返済の焦りと、配属先での過酷な環境(低賃金、残業未払い、パワハラ、孤立)のギャップです。旧制度では自由に職場を変えられなかったため、SNS等で見つけた高収入を謳う不法就労の誘いに応じて失踪してしまうケースが後を絶ちません。
Q2:2026年導入の「育成就労制度」になると、実習生はすぐ辞めて転職してしまいますか?
A2:無制限に転職できるわけではありません。一定の就労期間(原則1〜2年)と基礎的な日本語能力(N5合格やN4水準)の習得、正当な手続きを経ることが条件です。適正な賃金と良好な人間関係を提供している優良企業であれば、理不尽な離職を防ぎ、特定技能へのステップアップを通じて長期定着を促すことが可能です。
Q3:受け入れ企業が負担する費用の総額はどれくらいを見込むべきですか?
A3:採用・渡航時の初期費用(送出手数料分担金、渡航費、講習手当など)として1人あたり約40万〜70万円、配属後は日本人と同等以上の給料に加え、監理団体(新制度下の監理支援機関)への監理費が毎月3万〜5万円程度発生します。安価な労働力ではなく、正規の正社員を採用・育成するのと同水準のコスト意識が必要です。