うだつの上がる町並みとは?語源の真相と美濃・脇町の名所を徹底解剖

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日本全国に点在する伝統的町並みの中でも、「うだつの上がる町並み」として双璧をなすのが岐阜県美濃市と徳島県美馬市脇町です。いずれも国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されていますが、繁栄を支えた産業や街の構造には明確な違いが存在します。

比較項目岐阜県美濃市(美濃地区)徳島県美馬市(脇町南町)編集部の見解・鑑賞ポイント経済基盤(富の源泉)美濃和紙の集散地・長良川の水運阿波藍(藍玉)の集散地・吉野川の水運どちらも一級河川の水運を活かした特産品特化型の商業都市町並みの構造・規模「目の字通り」と呼ばれる碁盤目状の城下町東西約430mにわたる直線状の一本通り美濃は面的な広がり、脇町は奥行きのある一本道の壮観さが際立つ現存するうだつの特徴破風付きの「本うだつ」が約30棟に現存重厚な二重屋根構造の本うだつが約50棟脇町は漆喰の厚みと装飾性が高く、美濃は端正で洗練された佇まい観光所要時間の目安1.5時間〜2.5時間(体験含む)1.0時間〜2.0時間(体験含む)資料館の見学やカフェ滞在を含めると2時間前後がベスト

1. 岐阜県美濃市:美濃和紙が育んだ洗練の格子と破風うだつ

関ヶ原の戦い後、領主・金森長近によって築かれた美濃町。長良川の川湊を擁し、最高品質を誇る美濃和紙の原料や製品が集まる商業中枢として栄えました。町並みは「目の字通り」と呼ばれる計画的な格子状で、電柱が地中化された美しい景観が保たれています。軒先を飾る繊細な木製格子と、切妻屋根の上に凛とそびえる破風付きうだつのコントラストは圧巻です。

2. 徳島県美馬市脇町:阿波藍の巨万の富が築いた重厚な白壁

四国三郎・吉野川の舟運を利用し、全国の染織需要を支えた「阿波藍」の取引で莫大な利益を上げた脇町の商人たち。東西約430mの南町通りには、白漆喰の壁に虫籠窓(むしこまど)を備えた重厚な塗屋造りの豪商屋敷がずらりと並びます。脇町のうだつは特に分厚く、鬼瓦の造形美や家紋の細工が際立っており、一歩足を踏み入れるだけで江戸・明治の豪商の息遣いが伝わってきます。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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