2010年ボカロ黄金期の全貌と神曲ランキング|伝説の転換点を徹底解明
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2010年のボカロ変遷において、しばしば「初音ミクの人気だけに依存していた時代」と誤解されがちですが、実態は大きく異なります。
2010年における最大のパラダイムシフトは、インターネット発の音楽がキャラクター消費のフェーズから「純粋な音楽性・作家性の評価」へと脱皮したことにあります。その契機となったのが、中島愛の声をベースに開発されたMegpoid(GUMI)の台頭です。
初音ミク特有のアニメ的・電子的なハイトーンとは異なり、ハスキーで人間味のある中低域を持つGUMIの登場により、DECO27の『モザイクロール』や『弱虫モンブラン』、40mPの『トリノコシティ』、buzzGの『アルビノ』など、リアルな情動を歌い上げるロックチューンが続出しました。「どのソフトを使うか」はキャラクターへの愛着だけでなく、「自分の音楽性を最大限に表現するための楽器選び」へとシフトしたのです。