アルミジャッキ1.5Tの真実!軽さと耐久性の落とし穴をプロが暴く

アルミジャッキ1.5Tの真実!軽さと耐久性の落とし穴をプロが暴くにまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

ネット上のQ&Aサイトなどで頻繁に見受けられる致命的な誤解が、「車両重量1.5t以上の車には1.5tジャッキを使ってはならない」という言説です。

結論から言えば、この認識は力学的な誤りを含んでいます。車体をジャッキアップする際、通常は前輪2輪または後輪2輪、あるいはサイドの1輪を持ち上げます。このときジャッキにかかる荷重は、車両総重量の約50%〜60%(前後重量配分による)に過ぎません。例えば、車両重量1,800kgのセダンであっても、前輪側を持ち上げる際にかかる荷重はおよそ1,000kg〜1,100kg程度であり、定格荷重1.5t(1,500kg)の許容範囲内に収まります。

ただし、ここには危険な落とし穴が潜んでいます。過積載状態の商用バンや、バッテリー重量が加嵩むEV(電気自動車)の場合、フロント軸重だけで1.3tを超えるケースが存在します。定格1.5tに対して安全マージンが極端に狭まるため、油圧シリンダー内の安全弁(リリーフバルブ)が作動してリフトアップ不能に陥ったり、パッキンの破断を招いたりするリスクが高まります。自車の車検証に記載されている「前前軸重」「後後軸重」を確認することが、安全確保の絶対条件です。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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