新型フォレスター「ひどい」の真相|値上げとデザイン酷評の裏側

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先代モデル(SK系)において最大の弱点として挙げられ続けてきたのが、「実燃費の悪さ」でした。マイルドハイブリッドである「e-BOXER」は、市街地走行でリッターあたり10km前後、冬場では1桁台に落ち込むことも珍しくなく、維持費に悩むオーナーの不満の種となっていました。

このボトルネックを解消すべく、新型では満を持して「ストロングハイブリッド(S:HEV)」が投入されました。トヨタのTHS-IIをベースにした2モーター式トランスアクスルに、スバル伝統の水平対向2.5Lボクサーエンジンを組み合わせ、機械式プロペラシャフトを介して常時全輪を駆動する独自のシステムです。モーター走行領域が大幅に広がったことで、市街地における静粛性と滑らかな加速感は別次元へと進化しました。

実際の路上検証における実燃費データでは、ストップ&ゴーの多い都心部で約15.5〜17.0km/L、高速道路の定速巡航で17.5〜19.0km/Lを記録しており、旧型比で約40%以上の燃費改善を達成しています。かつてのような「ガソリンを撒き散らして走る」という汚名は完全に払拭されたと言えます。ただし、クラストップの燃費を誇るトヨタ・RAV4やハリアーのハイブリッド(実燃費20km/L超)と比較すると依然としてわずかに見劣りするため、「ハイブリッドの数値として過度な期待を抱いていた層」からは冷ややかな評価が下される一因となっています。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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