自律神経失調症診断テスト|原因不明のだるさ・動悸の正体と受診目安
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心療内科の外来において、最も診断の精度が問われるのが「自律神経失調症とうつ病、更年期障害の境界線」です。ネット上では「自律神経失調症はうつ病の初期症状に過ぎない」といった極論も見受けられますが、病態生理学的には明確な差異が存在します。
比較項目自律神経失調症大うつ病性障害(うつ病)更年期障害(女性・男性)主訴の中心身体症状(動悸・だるさ・頭痛)が前面に出る精神症状(意欲消失・絶望感・希死念慮)が中核血管運動神経症状(ホットフラッシュ、異常発汗)気分の反応性好きなこと・趣味には関心や意欲が残る好物を食べても趣味でも全く喜びを感じない気分の浮き沈みはあるが意欲の完全喪失は稀客観的検査値血液・画像・心電図で有意な器質的異常なし診断基準(DSM-5/ICD-11)に基づく精神機能評価血中エストラジオール低下・FSH上昇(男性は遊離T)医療費相場(初診目安)3,000円〜4,500円(3割負担・問診・心電図等)3,500円〜5,000円(通院精神療法算定時)3,000円〜5,500円(ホルモン血液検査含む)治療の主軸生活リズム再建、自律神経調整薬、漢方薬抗うつ薬(SSRI/SNRI)、十分な休養、認知行動療法ホルモン補充療法(HRT)、漢方薬治療
特に注意を要するのが、身体症状の背後に抑うつ気分が隠蔽されている「仮面うつ病」の存在です。日本心身医学会の報告によれば、内科受診者の約15〜20%に潜在的な抑うつ状態が関与していると推計されています。「身体の不調ばかりに気を取られていたが、抗うつ薬の低用量投与で長年のめまいが嘘のように消えた」という臨床例も多く、心療内科自律神経失調症診断基準に沿った厳密な鑑別診断が不可欠です。