『もののけ姫』を歌う男性歌手の正体!米良美一の現在と衝撃の半生
『もののけ姫』を歌う男性歌手の正体!米良美一の現在と衝撃の半生の総合ガイドを解説します。役立つ情報が満載です。
スタジオジブリの歴史を塗り替える記録的大ヒットとなった『もののけ姫』ですが、主題歌の歌手選定は映画制作の終盤まで難航を極めていました。当時、作品の持つ原始的な生命力や、人間と自然の相克という重厚なテーマに拮抗できる歌声を探していた宮崎駿監督は、ある夜、作業中の深夜ラジオから流れてきた異国の歌曲に耳を奪われます。
「この清澄で哀切を帯びた歌声を歌っているのは、一体どんな女性なのだろうか」
宮崎監督がスタッフに調査を命じたところ、返ってきた回答は「歌っているのは若い日本人男性」という驚くべき事実でした。その声こそ、洗足学園音楽大学を首席で卒業し、オランダのアムステルダム音楽院への留学を控えていた若き日の米良美一さんだったのです。宮崎監督は即座に主題歌の歌唱をオファー。映画音楽を手掛ける久石譲氏も米良さんの比類なき倍音と表現力に太鼓判を押し、急転直下でジブリ主題歌歌手への抜擢が決まりました。
公開当時の特番インタビューや手記において、米良さんは「宮崎監督から『少年の無垢さと、森の神々のような包容力を声に込めてほしい』と言われた」と述懐しています。録音現場で久石氏が紡ぎ出した哀愁漂うオーケストレーションに、米良さんの声が重なった瞬間、スタジオには鳥肌が立つほどの静寂が訪れたと伝えられています。シングルCDはジブリ作品の主題歌として異例のミリオンセラーに迫る大ヒットを記録し、米良さんは第40回日本レコード大賞特別賞をはじめ数々の栄冠を手にしました。