除草剤のまく時期は春と秋の年2回!雨の影響と粒剤・液剤の使い分け
除草剤のまく時期は春と秋の年2回!雨の影響と粒剤・液剤の使い分けにまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。
SNSや相談窓口に寄せられる「除草剤が全く効かなかった」という現場の声を分析すると、天候と時間帯の選定ミスが圧倒的多数を占めています。
最も致命的なのは、「散布直前の雨」ではなく「散布直後の雨」です。液剤を散布した直後に雨が降ってしまうと、葉の表面に付着した有効成分が吸収される前に洗い流されてしまいます。一般的に、液剤が植物体内に定着するまでには最低でも散布後6時間以上の晴天が必要です。天気予報を確認し、翌日まで降雨の心配がない日を選ぶことが欠かせません。
反対に、粒剤(土壌処理型)の場合は雨の利用法が異なります。完全に乾燥しきったカラカラの地面に粒剤をまいても成分が溶け出さず、風で飛散してしまいます。粒剤のベストな散布タイミングは、「雨が降った翌日など、地面に適度な湿り気がある状態」です。湿った土壌に散布することで成分が素早く土壌粒子に吸着し、強固な処理層を形成します。ただし、大雨・豪雨の直前にまくと有効成分が水とともに傾斜地や側溝へ流出するため厳禁です。
また、まく時間帯は「朝の早い時間(風が弱い時間帯)」が鉄則です。日中の気温が上がりすぎると液剤の水分が蒸発して吸収効率が落ちるほか、午後は風が強くなりやすく、薬剤が目的外の植物へ飛散(ドリフト)する危険性が高まるためです。