ミヤBmとビオフェルミンの違いとは?効果・併用と選び方の真相
ミヤBmとビオフェルミンの違いとは?効果・併用と選び方の真相についての真相を徹底解説します。
「便秘にはビオフェルミン、下痢にはミヤBM」といった俗説を耳にすることがありますが、薬理学的にはどちらの製剤も下痢・便秘の双方に対して有効性を持ちます。整腸剤は下剤のように無理やり便を出したり、下痢止めのように腸の動きを麻痺させて止める対症療法薬ではなく、腸内環境を整えることで正常な便通へ導く調整薬だからです。
ただし、その特徴に応じた使い分けの目安は存在します。
- 下痢・軟便が続く場合、または抗生物質服用時:大腸の粘膜修復を助け、水分の過剰分泌を抑える短鎖脂肪酸(酪酸)を生成するミヤBMが第一選択になりやすい傾向があります。
- 慢性的な便秘・ガスの溜まりが気になる場合:酢酸を産生して腸の蠕動運動を促すビフィズス菌を含むビオフェルミンがスムーズな排便をサポートします。
また、ミヤBMとビオフェルミンの併用(同時服用)は可能であり、むしろ強力な相乗効果が期待できます。乳酸菌やビフィズス菌が作り出した乳酸を、酪酸菌がエサ(基質)として利用することで、より多くの酪酸を産生する「共生関係(クロスフィーディング現象)」が成立するためです。臨床現場でも、頑固な腸内環境の乱れに対して両剤があえて併用処方されるケースは珍しくありません。