カールの東日本撤退なぜ?販売終了の真相と2026年現在の購入法

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1968年(昭和43年)に誕生した「明治カール」は、日本初の本格的なコーンスナックとして菓子史に名を刻むパイオニアです。米を主食とする日本人に向けて、トウモロコシを原料に油で揚げず熱風で焼き上げる独自のノンフライ製法を確立し、爆発的なヒットを記録しました。1990年代の最盛期には、年間売上高が約190億円に達する巨大ブランドへと成長を遂げています。

転機が訪れたのは2000年代以降でした。カルビーを筆頭とするポテトチップス勢のフレーバー展開や成型ポテトスナックの台頭、さらには大人向けプレミアム菓子の乱立によって、スナック菓子売り場の棚取り合戦は激化の一途をたどります。スナック市場全体の選択肢が広がるにつれ、カールの売上は右肩下がりの推移をたどり、2016年度にはピーク時の3分の1以下となる約60億円規模にまで縮小していました。

当時の明治による公式発表資料および記者会見の記録によると、抜本的な収益改善策としてブランド全体の生産・販売終了すら一度は検討されたといいます。長年にわたって親しまれた国民的ブランドの灯を完全に消すことは避けたいという判断から、採算ラインを維持できる規模へと事業を再構築する決断が下されました。これが2017年8月生産分をもって実施された東日本での販売終了の真相です。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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